トルストイ「アンナ・カレーニナ」for 読む前の人
何が正解だったのだろうか
「アンナ・カレーニナ」は不倫した人妻アンナ・カレーニナの破滅を描いた小説である。
ここで、ちょっと自分の話をする。
少し前、本当に大好きだった彼女がいた。
色々な話をし、色々な場所へ行った。 いつも楽しかった思いでしかない。
そんな自分とは裏腹に、段々とそっけなくなる彼女がいた。
理由のわからない自分は、その態度にイライラしてしまい、喧嘩をし、振られてしまった。
今でさえ自分の何が悪かったのかと思い詰めている。
少し冷静になった今いえることは、元カノに振られる前の自分は確かにアンナのようであった。相手の全てに過剰に反応し、わざとひどい言葉を選んで使っていた。鉄道自殺はしていないが。
アンナから何かを学べていれば何かが違っていたのだろうか。
どうすれば幸せになれるのか、人を愛するとはどういうことなのか、何が正解だったのか。
答えのないこれらの問いを考え続ける人にオススメしたい一冊。