pipを使わずにtensorflowとkerasをwindowsにインストール
tensorflowをpip installを使わずにインストールした時のメモ。
参考にされる方は自己責任でお願いします。
ちなみに以下のような環境になりました。適当に最新(2018年5月24日現在)のをインストールしました。
windows 10 64bit
python 3.6
tensorflow 1.8.0 (cpu版)
keras 2.1.5
(1) anacondaのインストール
これは他のサイトさんでいっぱい説明されているので割愛。
(2) tensorflowのインストール
(2-1) ここからwin-64/tensorflow-1.8.0-py36_1.tar.bz2をダウンロード。
(2-2) ダウンロードしたファイルがある場所で以下のコマンドを実行する。
conda install win-64/tensorflow-1.8.0-py36_1.tar.bz2
(2-3)pythonを起動して、以下のコマンドでtensorflowをimportする
import tensorflow as tf
これを実行するとgoogleとかいうmoduleがありませんと怒られるはず。
(3) protobufのインストール
正直protobufが何かはわからないです。protocol bufferの略らしいですが。
なんか.protoのファイルから.pyのファイルを作り出すみたいな役割みたいです。(間違ってたらすいません)
例)protobuf test.proto → test.py
(3-1)ここからwin-64/protobuf-3.5.2-py36h6538335_0.tar.bz2をダウンロード。
(3-2) ダウンロードしたファイルがある場所で以下のコマンドを実行する。
conda install win-64/protobuf-3.5.2-py36h6538335_0.tar.bz2
(3-3)pythonを起動して、以下のコマンドでtensorflowをimportする
import tensorflow as tf
これを実行するとabslとかいうmoduleがありませんと怒られるはず。
(4) abslのインストール
正直abslが何かはわからないです。Abseilの略らしいですが。
なんかgoogle関係のコードの土台になっているらしいです。
(4-1)ここからwin-64/absl-py-0.2.1-py36_0.tar.bz2をダウンロード。
(4-2) ダウンロードしたファイルがある場所で以下のコマンドを実行する。
conda install win-64/absl-py-0.2.1-py36_0.tar.bz2
(4-3)pythonを起動して、以下のコマンドでtensorflowをimportする
import tensorflow as tf
自分の場合はこれでうまく行きました。
(5) kerasのインストール
(5-1)ここからwin-64/keras-2.1.5-py36_0.tar.bz2をダウンロード。
(5-2) ダウンロードしたファイルがある場所で以下のコマンドを実行する。
conda install win-64/keras-2.1.5-py36_0.tar.bz2
(5-3)pythonを起動して、以下のコマンドでtensorflowとkerasをimportする
import tensorflow as tf
import keras
これをすると
Using theano backend
が出て、theano とかいうmoduleがありませんと言われるはず。
(5-4) ~/anaconda3/etc/activated.d/keras_activated.datの中身を
set "KERAS_BACKEND=theans" から
set "KERAS_BACKEND=tensorflow"
に変更する。自分はこれで(5-3)のコマンドを行ったら上手くいきました。
(参考サイト)
KerasのバックエンドがTheanoから変更できなくなった話 - 粗大メモ置き場
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