TOEICで900点をとる方法

初受験のTOEICで900点(R:445, L:455)とったのでメモ。

かなり主観的なので、参考にされる方はご注意下さい。 

 

用いた教材は以下の通り。

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

あと洋書 

 

目次 

 

0)前提

そもそもTOEFL ibtで70点ぐらい取れる英語力はあった。

ただし、TOEFLでこの点数をとってから2年ぐらい英語の勉強はしていなかった

以上のことを勘案すると、英語の勉強を再開した時ではTOEIC700〜800ぐらいの英語力であったと考えられる。

実際、公式問題集を初めて解いた時も、そのぐらいの点数だった。

 

参考サイト

http://www.etestprep.com/blog/?p=5490

上のサイトでは 、(toeflの準備をあまりしないで)TOEIC800後半→TOEFL70としているが、個人的にはTOEFL70→TOEIC800後半は成り立たないと思う。

よくてTOEIC800半ばぐらいが妥当。自分が思っている以上にTOEICは難しかった。

 

1)リーディング対策

(1-1) 公式問題集の音読

<方法>

解き終わった公式問題集のPart5〜7を音読した。毎日一時間程度。

具体的な方法は以下を参照のこと。 

haitenaipants.hatenablog.com

 

<効果>

英語の勉強といえば音読だろうと言うことで採用したが、正直そこまで効果がなかったような気がする。以下では、その理由を考察する。

 

そもそもTOEICで使われる単語も文法もそこまで難しくはない。

それなのになぜか、文章の意味が分からなくなることが多かった。

これは、自分の英語の文章を理解する能力が低かったからであったと考えている。

理由は後で述べるが、音読ではこの理解力が育たなかったため、効果がなかったように感じているのかもしれない。

 

また、上の記事を書いてしまうぐらい音読がつまらなく、モチベーションが低かったのも原因であったと考えられる。

 

自分が受験生の時は音読にお世話になったが、お疲れサラリーマンになった今では負担も大きく楽しくないので続けられなかった。本当にだらだらやっていたと思う。

 

楽しく勉強できる方法を模索するのは本当に大事だなと痛感した。

 

(1-2) 洋書を読む

<方法>

リーディングの勉強ということで、趣味が読書ということもあり、洋書を読み始めた

読み方としては、

(イ)分からない単語もいちいち調べて、ページごとにちゃんと理解しつつ読んだ。俗にいう多読というよりかは精読の方に近い読み方をしていた。

 

(ロ)電子書籍を用いていた電子書籍は英単語の意味をすぐ調べられるので便利。具体的には、Kindle fire英辞郎を入れて洋書を読んでいた。

 

(ハ)行き帰りの通勤で、毎日一時間半ぐらい読んでいた。ペースとしては、一時間半で10〜20ページぐらいしか進まず、一ヶ月で一冊読み終わるぐらいであった。

 

読んだ本は以下の三冊。

"THE MARTIAN" by Andy Weir

"HOW TO FIX A BROKEN HEART" by Guy Winch

"On Chesil Bearch" by Ian McEwan

 

 <効果>

個人的に音読よりも洋書の方が効果があった。その理由を考察してみる。

 

TOEICのリーディングは、未知の文章をどれだけ早く理解できるかも問われるテストである。

つまり、TOEICは”この文章はこういうことが言いたいのか!”と速くひらめくことが求められている。

 

この理解力を高めるためには、音読(理解している文章を繰り返す)よりも、読書(未知の文章を読み進めていく)の方が効果的であると考えられる。なぜなら、読書の方が圧倒的にひらめきを要求される機会が多くなるからだ。

 

また問題集より洋書の方が読んでて面白いので、楽しく勉強できる

 

以上のことから、少なくとも自分にとっては、洋書を読むことが効果的な学習法であったと考えている。

またこの考察から、TOEIC800点程度を取れる基礎力があれば、問題集の繰り返しもいいが、英語を使って未知の世界に飛び込む方が効果的なのではと考え始めるようになった。

 

ちなみに、約3ヶ月半の音読と洋書で、リーディングの正解数が70前半/100(公式問題集 新形式問題対応編 TEST1 点数をメモった紙なくしたけど確かこのくらい)から89/100(公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1 TEST1)になったので効果はあったはず。

 

(1-3) 解き方

 本番の試験では以下のように解いた。

(イ)Part 5は普通に解いた。

(ロ)Part 6は文章全部読む→問題文という順番で解いた。

(ハ)Part 7は、シングルパッセージは、文章全部読む→問題文という順番で解いた。

ダブル・トリプルパッセージだけは問題文→文章の該当する部分だけ読むという順番で解いた。

 

2)リスニング対策

(2-1) ディクテーション

<方法> 

解き終わった公式問題集を使ってディクテーションをした。

特にこれといった工夫もなく聞いて書いていった

 

<効果>

ディクテーションにそこまでの時間を割いていないのでなんとも言えない。

リスニングの勉強としては以下で述べるオーバーラッピングが大半を占めていた。

 

(2-2) オーバーラッピング

<方法>

文章を見ながら音声と一緒に音読した。要はカラオケ。ただし、

<イ>Kindle FireVLC for Fireを入れ、音声の速度を1.2倍にしていた。Kindle Fire大活躍。

 

<ロ>テキストを見ずに一文を音声とシンクロできたら次の一文に移る、を繰り返した。回数で言えば、一文を10回ぐらい繰り返したら次にいっていたと思う。

 

<ハ>毎日一時間ぐらいやっていた。だいたい二週間でpart1の最初からpart4の最後まで終わるぐらいのペース。

 

<効果>

約3ヶ月半で、リスニングの正解数が74/100(公式問題集 新形式問題対応編 TEST1)から91/100(公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1 TEST1)になったので効果はあったはず。

 

ただ未だにリスニングに苦手意識を持っている。本番も当てずっぽうが多かった。

あと、やっぱりやっていて楽しい勉強方法ではない。

 

もう少しリスニングの勉強法を工夫する必要があると言うのが正直なところ。

そもそもリスニングの勉強時間が少なすぎるので、まずそこを改善する。

 

(2-3) 解き方

part1,2は普通に解いた。

part3,4は聞く→解く→ナレーションが解いた問題の問題文を読んでいる最中に、次の問題文を読む。を繰り返した。あまり先の問題は考えず、次の問題に集中した。

 

3)総勉強時間

かなりアバウトだが概算してみる。

勉強期間は約三ヶ月半。 毎日二時間の勉強(音読とオーバーラッピング)をしていたので、

105(日)×2(時間/日)=210時間

通勤時間の読書も入れるなら(+1.5時間)

105(日)×3.5(時間/日)=367.5時間

 

思っていた以上に勉強していた。ただ、結構サボっていたのでこれよりは少ないはず。