生命保険の入門書「生命保険のカラクリ」for 読む前の人
「団体割引でお得に生命保険に加入することができます!」
研修中だった自分たち新入社員が、保険会社の人に言われた言葉である。
他にもたくさんアピールをしてくれていた。
どんだけ死と向き合わせたいのかと思った。
生命保険って死んだ時に払われるお金じゃん!
会社に入ったばかりで死んだ時のとこを考えなければいけないのか!
と言うか生命保険のことなんかよく知らないし!
結局入ったほうがいいのか悪いのか!
生命保険なんて知らない新入社員として当たり前のことを思った。
「生命保険のカラクリ」は、歴史や収益構造といった生命保険に関するあれこれを書いた本である。2009年に刊行と若干古いが、2018年現在においても十分参考になる。また、専門用語も出てくるが基本的にはすらすら読める。
この本を読んだ後の自分は、生命保険に入ったほうがいいのか悪いのか!と言う問いに、まず健康保険の勉強をしよう!と答える。生命保険は決して悪いものではない。しかし、理解できないものは買ってはいけないのだ。
新入社員のみならず、あやふやに保険と付き合ってきた方々にオススメしたい一冊。